2019/09/05

Contentfulってなに?

How

*この記事はContentfulで書かれています。

この記事では、CMS(コンテンツ管理システム)と、CMSの1つである Contentful (コンテントフル)について初心者の方がわかるように説明していきます。

CMSってなに?

CMSとは”Content Management System”の略称で、ブログの投稿やニュースの記事、企業の商品情報など、様々なコンテンツを管理することができるソフトウェアのことです。

WebサイトはHTML・CSSという言語で作られていますが、新しいページを作るたびに毎回ページを作成したり、更新したりするのは面倒ですよね。そこで、Webサイトを一度作ってから、CMSを導入することで、HTML・CSSが分からない人でも簡単にコンテンツを管理することができるようになります。今ではほとんどのWebサイトがCMSを導入し、サイトを運用管理しています。

CMSはいくつか種類があるの?

CMSと言ってもたくさんの種類があります。世界でよく使われているのが、WordPressJoomla!DrupalといったCMSで、これらが世界のTOP3のシェア率を持っています。特にWordPressは圧倒的シェア率を持っていて、世界のWebサイトの4分の1がWordPressで作られているとも言われています。日本ではWordPressを使っているサイトがほとんどで、WordPress以外のCMSを使っているサイトを見つけるのが難しいと思います。日本でWordPressがここまで使われている理由の1つとして、日本語で書かれているWordPressに関する記事が豊富なため、導入がそこまで難しくないということがあげられると思います。

なぜContentfulなのか?

Contentfulは今まで説明してきたCMSの1つですが、細かく言うと、Headless(ヘッドレス) CMSというものに分類されます。WordPressなどのこれまでのCMSはユーザーが実際にみる画面(フロントエンド)とデータ・コンテンツなどを管理するバックエンドが一緒になって提供されており、WordPressに関してはPHPと言う言語で書かれているため、その言語を使って開発することがほとんどで、開発者の自由度が少なく、見た目なども同じようなものが多くなってしまいます。それとは対象的に、Headless CMSはデータ・コンテンツを管理する部分だけを担ってくれるため、使う言語やサイトの見た目(フロントエンド)の自由度が格段に増え、ページの表示速度の改善や他のサイトとの差別化を測ることが可能です。

私がContentfulを選んだ理由は次の引用文にあります。

Contentdulはスクリーン上で印刷メディアを再現しているにすぎない既存システムを真似るというよりもむしろ、未来のコンテンツの消費方法をサポートすることを試みている。

WordPressやDrupalといった従来のCMSはデスクトップ用ウェブサイトに合わせてデザインされてきましたが、その他のデバイスやプラットフォーム向けではありません。

つまり彼らが目指しているのは、ウェブだけでなく、ネイティブモバイルアプリ、メガネ、時計など、未来のデバイスにもコンテンツを提供できる未来のCMSなのです。純粋に、彼らが目指している世界を一緒に体験したいという思いで、Contentfulを利用しています。世界でもナイキ、Spotifyと言った有名企業が利用しており、日本では日本を代表するデザイン企業とも言えるGoodpatchも利用しています。

さらに、Contentfulの良さは管理者が管理運用する画面の使いやすさ、直感的な理解しやすさにあります。私自身、WordPressも少しだけ利用したことがあるのですが、個人的にはContentfulの方がしっくりくるところがあります。Contentfulを利用するデメリットをあげるならば、WordPressのように完全に日本語対応していないため、必然的に管理画面のベースは英語になります。ですが、ここで不安を感じなくて大丈夫です。コンテンツを管理する設定が終わってしまえば、使う機能はほとんど限られるため、慣れてしまいます。言語の壁は大きいですが、それを理由により良いサービスを使う機会を失っていることはすごくもったいないことです。「英語に慣れることができるかも」と言うポジティブな気持ちで利用してみるのもいいと思います。

実際の管理画面です。

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その欄になにを記述すればいいのかは、日本語で補足説明することができるので、迷うことはありません。記述が終われば、右側の緑色の”Publish Changes”を押すだけです。とても簡単です。

Contentfulの料金やコンテンツ保存量

ここもContentfulの魅力的なところで、なんと、5,000レコードまで無料で使えます。簡単に説明すると、記事を10件投稿し、画像を5枚使ったとすると、15レコードになります。使う画像は毎回Contentfulにアップデートして使います。もし、1つの記事に毎回新しい画像を使うとして、10件の記事を投稿した場合、レコードの合計は20になります。逆に毎回同じ画像を使った場合は、レコードの合計は11になります。(詳しく説明すると少し難しくなるので、このような理解で大丈夫です。)使える機能も有料プランとほとんど変わらず、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

ブログや企業のWebサイトを運用管理するのには、CMSの利用料金やサーバー代が少なからずかかってきますが、Contentfulを利用すれば、お金をかけずにCMSを使うことができ、またContentfulと相性の良い、Netlifyと言うホスティングサービスを利用すれば、サーバーも無料で使えるため、お金をかけずに利用することができます。ブログを初めてみたい人、自社のWebサイトを運用してみたい人も気軽に始めることができる、すごく素敵な時代ですね。

5,000レコードはそれなりに継続しないとそこまで到達しないと思います。そこまで到達した時には、コンテンツも充実したサイトになり、収益なども増えていると考えられます。その時に、プランのアップグレードなどを考えると良いでしょう。まずは、そこまで続けるといった点からも、5,000レコードは目標の数字としてはとても良いのではないでしょうか。


Reference